「私のフォーカシング」第1部 完結
私がホームページをリニューアル再開した時から1番やりたかったことのひとつ、「私のフォーカシング」、その第1部といっていい、前半が、4ヶ月の長い療養休暇の終わる最後の日の前日、今日、取り敢えず完結しました。
リスナーなしの、ひとりフォーカシングのプロセスを、このような日記的な形で連続的に記録して、それを公開するというのは、少なくとも日本では最初の試みです。しかも、それを書いた人間が、フォーカシングに初めて接した20年前から、日本で一番、ひとりフォーカシングのキャリアを持ち、ひとりフォーカシングの意味と価値について訴え続けてきた人間によるものであることも確かです。
一般には、仮に何の教示をしてくれなくても、リスナーが目の前に、ただ聞いてくれるだけでもいる方がフォーカシングはやりやすいとされています。私はそれに異を唱えてきた日本でほとんど唯一の人物です。
ひとつには、リスナーがいると、リスナーがほんとうに私の言うことにピンと来ているかどうかに、わたしはひどく敏感です。「気配」でわかるんですよね。だから、リスナーに伝わるように「解説」しながら進めねばならなくなる。
もうひとつは、そうやって最初からひとりフォーカシング中心で自分のフォーカシングのスキルを鍛え上げた私の場合、そこで出てくるフォーカシングの内容が、「恐るべき無法地帯」と化していること。それをリスナーには語れないわけですね。仮に性的なものでなくても、ayuやメーテルがいきなり出てきて、これらの話にスッとみんなついてこれるリスナーって、普通いると思います?
読まれた方はおわかりのように、もう、なんでもありです。映画、アニメ、仏様、日本神話、セックス、ついにはayu自身まで平気で出てくる。
でも、それが「私の」勝手なイメージの遊びではなく、自分の内側の言葉にならない曖昧な感じそのものを、まるで「他者」のように扱い(これを、「脱同一化(disidentification)」といいます)、「その感じ」からの訴えにひたすら真摯に聞き入り対話するという、実は非常に厳格で厳粛な枠組みのなかで進行させるものであり、一見変な言い方ですが、「私」自身の「恣意的な」介入すらできないのです。
敢えて誤解されるのを承知で言いますが、まさに「内なる神」との厳粛な対話です。
それを、フォーカシングについて予備知識のない皆様にそのまま提示したら、何の脚色をしなくても、それだけで、私という「喜劇役者」が主人公の「エンターティメント」としてすら読んでもらえる。
それをきっかけに、その背後にある、フォーカシングという技法自体に関心を持ってもらえるというという、そういう、フォーカシングの「伝道」もありじゃん? (もとより一種「捨て身の戦術」ですが)……という実験的試みなんです。
でも、実は、これは何の特殊なことでもなくて、例えば、本当にcreativeな創作活動をしている人なら、小説家でも、漫画家でも、シンガーソングライターでも、みんなやってることだと思います。
私の文才が、それらの人たちに及ぶとは思えないし、何しろ、原型は、「日本フォーカシング協会」のクローズなメーリングリストという、フォーカシングにもともと関心の強い人たち相手のものなので、どうしても技法的な話や心理の専門家向けの表現はしてしまいます。
もっとも、WEB版では、できるだけ専門用語をかみくだいた普通の言葉に置き換えましたが、それでもそうした部分がわずらわしい方もあるかもしれません。
今後、そのへんは、「マイナーアップデート」を重ねます(^^)
私のayu論そのものを読みたかった方には、こっちの方ばかりに先に力を入れたことを、申し訳なく思ってます。
でも、休暇中にここまではやっておきたいのは何か、となると、こっちだったんです。お許しを。
これでしばらくは、リハビリ出勤の合間合間に、思う存分、ayuのことも書いていくことはお約束します。
もっとも「私のフォーカシング」は、まだ数話分草稿はあり、内容も、更にすさまじくなります!!(この点では、宗教に関心ある方も、ayuファンも、アニメファンも、決して期待は裏切りません。
何しろ今後の重要キャラ(私は個人的には「守護霊」と呼んでます)のひとりは、
かの有名な「○○ちゃん」ですので!!
( 「あの」制作会社、一定範囲でのWEBでの画像著作権フリーだし!!)
****
というわけで、この書き込み、初の「コメントOK」にします。
ただし、このブログの「独裁者」は私であることをお忘れなく(^^)。
スパム、出会い系の類をはじめとする不心得ものは、情け容赦なく「削除」!! 書き込み不能の設定に登録します。
私以外に対してを含む個人攻撃も同様です。
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阿世賀さん、すごく、貴重な記録をありがとうございます。少しずつ、自分の中でも、確認していきたいと思います。
今は、「ここに来ましたよ」とだけ伝えたいです。
投稿: 大嶋誠司 | 2005/01/29 23:06
大嶋さん、おいでいただきありがとうございます。
これからもちょくちょく来てくださいね(^^)
投稿: こういちろう | 2005/01/29 23:19
こーちゃんこんにちは!!
なんとなく、こーちゃんが活動再開したような「胸騒ぎ」がしたので、半年ぶりにリンクをたどってみたら、やっぱり!!
お元気そうで何よりです。そして、独立(の決心)おめでとうございます。私と同じ借金もちになるわけですね?
お互いがんばりましょう!
まだじっくり読めておりませんが、ひまを見つけて読みに来ます。
ではでは!
投稿: hidew | 2005/03/09 15:04
hidewさん、お久です。
> 私と同じ借金もちになるわけですね?
うまういけば、ならずにすみます(^^;)
だって、ワンルームの貸しマンション一つあれば開業できるのが私の仕事です。「ハードウェア」ないも同然、すべてのスキルは私の身体の中にあるのだから!!
幸い、パソコンは使えるのを3台持ってるので、そうですね、FAXもう1台と面接用の椅子と、少ししゃれた複製画の額縁ぐらいですかね…
「医療機器」にあたるものの購入資金が不要、というあたりが、とりあえず始める上でのスタンスの軽さが実はあるんです。
そうそう、今度は「私が」広告バナー出す側になるので
そのための資金はいりますね(意外とこれが一番かかっったりして(^^;)
確かに、最初の半年は結構人来ないよ、と、開業の先輩からは脅されてますが、幸いそれなりの蓄えはありますし。
そして何より、私にはフォーカシングの資格付与者の資格という、強い切り札がある。「日本初の男性開業フォーカシングトレーナー育成資格者」という。
もとより、地域に根を生やした、一般カウンセリングも大事にしたいので。先日、神奈川県の臨床心理士会に出向いて、ネットワーク作りははじめてます!!
あと、敢えてこれまでの勤務地の大学のそれなりに近く、という立地条件を選ぶつもりです。「開業したらぜひどんな場所か見せてね」といってくれるこれまでの同僚もいて下さるし。
つまり、学生相談室でのカウンセリングより外部機関でのカウンセリングがふさわしおければ「リファーして」もらえる。
そういう、「友好的な」雰囲気で、これまでの職場を離れられるのも幸いです。
どうか、これからも時々遊びにきて下さい。
追伸
そうそう、私がご紹介するするはずだった人、すでに「私のフォーカシング」のはじめの方の回でご紹介したの、お気づきですか?
(↓ここです)
投稿: こういちろう | 2005/03/11 18:35
いいですね~自己資金だけの開業って、、、われわれの業界では考えられないことですが(^^;)
まあ、それでも電話帳や新聞などにも広告は必要ですね。
かわいい秘書嬢は雇わないですか?
経理税務関係に詳しい方が身近におられるのはたいへん心強いですね。
そういったことを開業当初の暇な時期に少しずつ学んでいきましたが、失敗や無駄も多かったですね。なんだかんだと助けてもらえる人材にめぐりあって今日まで来ていますが。
それと、組織に属しているときは、あまり売上のことなど意識せずに自分の信念を強行していましたが、事業主になるといろんな意味でソフトにならざるを得ません。当初はそれも苦痛のひとつでしたが、最近はずいぶん気楽に(?)なれましたね。
>そうそう、私がご紹介するするはずだった人、すでに「私のフォーカシング」のはじめの方の回でご紹介したの、お気づきですか?
はい、最初に読んだときに「なるほどー、そういう展開だったのかぁ」と納得いたしました。漢方薬のくだりも(^^;)
なんというか、私もちょうど独立前の時期に、いわゆる「rebirth体験」をしました。そのときに出会ったのがayuでありSURREALであった、ということなんですね。
このあたり、書き出すと長くなりそうなのでまた何かの機会に。ではでは、また覗きに来ます。
投稿: hidew | 2005/03/14 00:10
> かわいい秘書嬢は雇わないですか?
この点は面白い問題を含むのでコメントしましょう。
フロイト以来、金銭の授受や領収書書き、次回予約の日程の決定などは、治療者自身が「手ずから」行うもの、という考え方が基本にあります。
この点は、例えば日本・精神技術研究所のように、大人数のカウンセラーがいる場合でも守られていることなんです。受付嬢は、そのカウンセラーがいない時に予約関係の事務をするだけの存在なんですね。
(つまり、もしそのカウンセラーが在室していて、面接中でもない場合、例えばクライエントさんからの予約変更の電話ですら、受付嬢から電話を代わって、カウンセラー自身が行うくらいです)
ですから、たいへん著名なセラピストの場合でも、全く一人だけのワンルームで開業していることは結構見られます。面接中は音を消した留守電で受け、改めてあとで電話しなおすわけですね(たいていの人が携帯を持っている昨今、プライバシーの観点からもこのやり方で困らなくなりました)。
パーソナルな、「個人と個人の、時間そのものを切り売りする契約関係」なのだ、という「場の構造」そのものが意味があるんです。天災・交通事情等で等で不測の事態がない限り、当日になってのキャンセルは、面接料相当のキャンセル料を請求するというのは、スタッフ数名を抱える大きなカウンセリング・ルームでも守られています。
(当日の時間変更に関しては、空きがある限り、柔軟な考えの人も多いですが)。
そして、カウンセリングルームの場合、待合室でクライエントさんどうしが「鉢合わせる」「同席する」ということは、それだけですごいストレスフルなことです。
前のクライエントさんが帰った時間に、入れ違いに次のクライエントさんが現れる、くらいのインターバルを置くぐらいがちょうどいい。ですから、最近多くなった、建物全体の玄関がオートロックになったワン・ルームマンションの形態はむしろ好ましいのです。面接中にドアを突然ノックされることもないわけで。
そして、ごく経済的観点から言えば、精神科医でもない我々には「保険診療」の概念は最初からないわけですね(^^;)。もらうお金がすべてです。開業当初から「人件費」にお金を割く余裕なんてありませんって(^^;)
でも、流行り出して予約が一杯になっても、この、「治療者ひとりだけで運営、ワンルーム、待合室なし」のスタイルを決して崩さない有名セラピストは、日本でも結構いるんですよ。
その意味では、「クライエントさんが雨ざらしになる心配はない建物全体の玄関空間はあるか」とか、「近くにファーストフードやコーヒーショップのような時間つぶしの場所もある」ことなども、立地の上で考慮すべきということになりますね。
当然、待合室がないことは事前にお伝えしてあります。
投稿: こういちろう | 2005/03/15 04:37